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火の見やぐら [散歩]

パパ:今日の散歩は暑かったね。
ポポ:私は平気。昔だったら完全に参ってるけど。パパさん、火の見櫓の写真、
  撮りたかったんでしょ?
パパ:そうなんだ。自分でも大切に取っておくよ。記念だからね。

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<やはり高い。今は登れないようになっている>

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<真下から撮ってみた。なぜ上りたかったのか。今でも何となくわかる。>

ポポ:ほんとに、危ない少年ね。
パパ:で、思い出した。危ない思い出のかずかず。
ポポ:へえ、まだあるの?
パパ:まだまだ。子供って、それが普通なのかどうかわからないけど、
  大人が知らないところでとんでもないことやってる。特に昔の子供はね。
  鉄橋なんか普通に渡ってた。川に止めてある砂利舟を勝手に漕ぎ出したり。
  土手の野焼きをやったり。ぼくはバカな子供だったんだね、ドジばっかりだ。
  やらなくていいことやってケガして。今でもけがの跡が残ってる。
  あ、どんどん思い出してきた。思い出すと恐ろしくなる。もうやめよう。
  考えるとよく生きてるよ。感謝しなきゃ。
  ほんとにバカなガキだったよ。ハレルヤ、アーメンだ。
<最後のおまじないは、リンクブログ「アダモと子ポポの大冒険」に出てきます。>
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3本の杖 [散歩]

<2か月ぶりに、ポポと散歩してきました。>
パパ:歩いてきたね。ちょっと左脚がぎごちなかったけど。
ポポ:いつも一緒に歩いた道だよね。
パパ:カメラ持っていけばよかったな、火の見やぐらを撮りたかった。
ポポ:子供のころ、パパが上ったっていうあの火の見やぐらね。
パパ:そう、もういつ解体されてもおかしくないからね。
ポポ:今日はカラスが止まっていたね。
  これは何? 庭のアジサイの前にある棒は?
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パパ:杖だよ、この2か月間お世話になった杖さ。
ポポ:3本も使ったの?
パパ:はじめのうち使ったのが右端の木刀。丈夫だから、全体重を乗せても
  折れる心配がないんだ。
  でも、そのうち、教室や、生徒の前では、なるべく音がしない段ボール製の
  杖に変えたんだ。真ん中の太いのがそう。
ポポ:左のもう1本は?
パパ:あれは庭とか畑とか、土がついてもかまわないやつ。
ポポ:へえー、畑にも行ったんだ。
パパ:ずうっと行けなかったけどね。草がどんどん伸びるから行かない
  わけにはいかない。
  周りの人にも迷惑だからね。
ポポ:あっ、また咲いたんだね。庭の泰山木。
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パパ:そう、二つ目だよ。今年は花芽が少なかったんだ。貴重な花だよ。
  上から見られないのが残念、本当に。

<泰山木。モクレン科の常緑樹です。葉が大きく、つやがある。
 うちではこれで腐葉土を作ります。北アメリカ原産。マグノリア>

タグ:散歩
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キササゲの花 [庭]

ポポ:いいお天気だね。
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パパ:なかなか雨が降らないんで、さっき、畑で水まきしてきたところだよ。
  今週はずっと晴れマークだからね。
ポポ:キササゲが満開だね。
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パパ:ああ、先週、枝おろしをしたから,風が通ってせいせいしてるね。毎年、これを見ると、
  ああ、夏が来るなって思う。
<初孫誕生を祝って庭先に植えたキササゲですが、今は結構な大木です。
 植えた張本人は22年前に81歳で亡くなりました。私の父です。>
パパ:気持ちよさそうに寝てるね。
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ポポ:ここはひんやりしていちばん落ち着くのよね。
<2007年の6月の写真です。ポポは9歳でした。
 ちなみに、キササゲは葉が桐の葉に似た落葉高木。
 実がささげに似て細長く、漢方薬になるという。>

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ゴーヤカーテンの網掛け [庭]

ポポ:お父さん、汗かいてるけど、なにしてきたの。
パパ:今、おばあちゃんのゴーヤカーテンをつるしてきたんだよ。外はよく晴れて、
  暑いから、さっさとやってきたんだけどね。
< ゴーヤのつるが伸びて、つかまるところを探していました>
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<それで、早速、網を張ってやりました。腰痛もだいぶ楽になったのでこのくらいは朝飯前です>
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これで、おばあちゃんの部屋が涼しくなります。エアコンも使いますが、
朝夕、縁側を開け広げて涼む、昔からのひと時が、おばあちゃんには
たまらないのです。
ポポ:私もね。自然が一番なの。
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泰山木咲いた [庭]

今朝、霧雨が降ってきたので庭に出ると、みごとに咲いていた。
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今年ついたつぼみは3個。その一番手だ。一晩のうちに開ききったか。2,3日たつとたちまち茶色に変色してしまう。誰にも見られずに終わってしまう花もある。
脚立を出して、写真を撮った。おばあちゃんも出てきて、下から見上げる。

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アジサイも色づいてきた。
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だんだん年を経るにつれ、背が高くなる。今年は、思い切り低く切り戻さなきゃ。
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おばあちゃんが、段ボールを棚に改造したいというので、手伝う。
いつも、部屋が片付かない、と嘆いているが。
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梅雨入り前に、枝おろしが間に合いました。ほっとしてます。

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枝おろし [庭]

ポポ:今日は疲れているみたい。
パパ:庭の枝おろしをやったからね。
ポポ:脚立に乗って?大じょうぶなの?腰が痛いのに。
パパ:出来ることだけって思って始めたんだけど、何とかやっちゃったね。
ポポ:無理しちゃだめだよ。
パパ:ありがとう。毎日庭を見ててね、もう限界かなって、始めたんだよ。
  まずキササゲ。おじいちゃんが40年以上前に植えた木だね。初孫ができて
  その記念で植えたんだ。
(キササゲの木。風が通って涼しげです)
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(枝を取った葉は日にさらして乾燥させてから袋詰めする。)
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ポポ:すっかり夏になったみたいね。私にはつらい日が続く。
パパ:きみは26度以上になると食欲が極端に落ちるからね。そりゃそうだよね。
  毛皮脱ぐわけにはいかないしね。
(空の雲は初夏って感じですね。柿の実もおおきくなってきてます。)
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(泰山木のつぼみです。もう咲きそうです。)
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枝おろしをした庭に初夏の風が通ります。
枝を切っていると、おばあちゃんが「無理するな。」とうるさいんです。

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おばあちゃんの洗濯機 [家族]

パパ:おばあちゃんの洗濯機、30年以上の代物だけど、ついに壊れてね。
  あちこち回って、やっと見つけてね、新しくしたんだよ。
ポポ:全自動?
パパ:いや、前のと同じタイプ。2層式っていって、洗濯と脱水が分かれている。    
  もうないかと思ったらホームセンターにあった。おばあちゃんには、その方が
  使いやすいんだ。便利すぎると、頭を使わないから駄目だって言ってた。
  それでも、今の洗濯機はよくできてるって言って、大喜びだ。
  おばあちゃん、新しくするかどうかでちょっと迷ったんだよ。
ポポ:どうして?
パパ:ほら、年齢が年齢だろ?自分のことを考えちゃうわけだ。そうすると、
  もったいないって思うんじゃないかな。
ポポ:わかる。だけど、洗濯機を新しくして洗濯が楽しくなれば、長生きもできそう。
  洗濯って楽しそうだもん。
パパ:そう!そうなんだ。毎日が楽しいってことが大切だよね。

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ポポ:おばあちゃん、今年いくつだっけ。私が来てからもう20年以上たつよね。
パパ:うん、元気だね、今年97歳。最近、体力がなくなったって言ってる。
  でも、まだ、近くのお店で自分の買い物をしてくる。昔は自転車で、どこへでも
  行けたから、今でも自転車に乗れたらッて言ってる。さすがに危ないから、
  止めてるけど。
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肺炎 [病気]

パパ:今世界中でコロナってウイルスで肺炎が流行ってるんだ。死んじゃった人も
  35万人を超えたって。
ポポ:私も肺炎で死んじゃったのよね。
パパ:そう、あれから肺炎って怖い病気だってわかったわけ。うちには、おばあちゃんが
  いるからね、肺炎だけには注意しているんだ。せっかく君が身をもって教えてくれた
  ことだからね。活かさなきゃね。
ポポ:おばあちゃんは長生きだね。今年で何歳なの?
パパ:97歳か。
ポポ:元気なんでしょ?自分のこと自分でやってるって、すごい。
パパ:うん、だけど、油断すれば、たちまち寝たきりだからね。だから、きみには
  感謝なんだ。
ポポ:肺炎って、年取るとなるの?
パパ:うん、体がウイルスに負けちゃうんだ。今回のコロナでも、亡くなる人の
  大部分がお年寄りなんだ。
ポポ:私もけっこうなおばあちゃんだったし。
パパ:15歳って、人間でいうと・・80歳くらいかな。いずれにしろ、高齢だね。
ポポ:私もウイルスにやられちゃったの?
パパ:そうだね。気がつくのが遅かったんだ。君の息づかいがいつもよりはげしいって
  気づいたのが遅かったんだよ。犬って、ハアハアしてるのが当たり前みたいな
  ところがあるから。はかったら、一分間に100以上だった。これって、
  イヌの場合、異常なのか普通なのか、わからなかった。でもとりあえず
  診てもらおうって、連れてった。
  そしたら、レントゲンが真っ白だったんだ。先生が、難しそうにしてた。
  僕は、早期発見だろうなんて、のんきに構えてたから、びっくりだった。
ポポ:私もそんなにひどいとは思っていなかった。ただちょっと息苦しかっただけ。
ポポ:肺炎なんて気にもしてなかったからね。前の犬は、腎臓を悪くしてね。おしっこが
  でなくなっちゃって、辛そうだった。だから、そっちの方は気をつけていたんだけど。
(これは亡くなる1年前、まだ元気なころの写真です。)
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チョビとイケメン君 [友だち]


パパ:ふたりは気が合った友達だね。
ポポ:チョビ君は、友達というか、弟みたいに私を守ってくれてた。
パパ:そう、近所だったから、家の前を通りかかるとすぐ飛び出してきて、
  君を先導してるみたいに、安全を確かめていたね。
  花屋の倉庫前の柵のむこうに、でかいシェパードとか、2,3匹いて
  ポポに吠えるんだけど、チョビは彼らのいる柵に突進して、注意を
  そらしてくれた。
  その間に君は前を通り抜けちゃう。
  毎回そんなだったから、ぼくも助かった。元気な犬だったねえ。
  鼻の下からちょび髭みたいなのが生えていて、それでチョビって名前に
  なったのかもしれないね。とすると、子犬のときからあのひげはあった
  ことになる。どんな子犬だったんだろう。笑っちゃうね。
ポポ:体は小さくても、敏捷で、勇気があったわね。
パパ:きみにかっこいいとこ見せたかったんだよ、きっと。
ポポ:半分かれにとってはいい運動だったのね。ストレス解消って感じ。
パパ:そうか。相手は大きいけど、柵の向こうだからね。安心して
  からかえたってわけだ。チョビは野放しだったから、完全に有利だ。
  あのシェパードたち、悔しかったんだろうな。
  ところで、イケメン君の方は、これはいつも柵の向こうだからね。
  いっしょに散歩もできなかった。でも友達になってたね。
ポポ:前を通ると、いつも柵まで走ってきて、私と鼻のかぎっこをするわけ。
パパ:まるで恋人みたいだけど。ところが、それが、いつもあっさりなんだよね、
   きみの場合。
ポポ:そう?
パパ:たんぱくなんだよね。君の付き合い方は。ちょっと僕に似ているかな。
  においカギが終わると、あっさりとバイバイしちゃう。イケメン君はそれじゃ
  物足りなくて、庭を走り回ってまた柵に戻ってくるみたいなんだけど、きみは
  振り返りもしないよね。さっさと行っちゃう。
ポポ:だって、また会えるんだし。いつまでにおいかげばいいのかってことよ。
パパ:そりゃそうかもしれないけど。ちょっとは気をつかったっていいんじゃ
  ないの?
ポポ:人間とは違うのよ、そこは。
パパ:そうかな、イケメン君、結構きずついてたんじゃないのか。その証拠に、
  そのうち、イケメン君小屋から出てこなくなっちゃった。
ポポ:すねちゃったのね。
ぱぱ:おや、それはわかるんだ。でも君は全然気にも留めず、柵に手をかけて
  イケメン君を呼ぶんだよね。しかもその手のかけ方が、いかにも苛ついてるって
  感じで、たたくんだね。「ほら、早く来なさいよ」って感じ。
ポポ:だってこっちは待ってるんだから、当然よね。何すねてんの。
  おとこのくせに、うじうじするんじゃないの!ってね。
パパ:こわっ!そりゃ出てくるわな。イケメン君、カワイそ。
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火の見やぐら [散歩道]

パパ:散歩の帰り道に火の見やぐらがあったの、覚えてる?いや、今もあるけれどね。
ポポ:ええ、あそこはいろんな犬の情報がつかめるところね。ごみの収集所が近いし、
  なんてったっておしっこのひっかけがいがあるところね。
パパ:どんな情報が得られるわけ?たとえば・・
ポポ:まず、体の大きさ、性別、相性なんか。テリトリーの安全度が分かるのね。
パパ:あそこでにおいかいでる時間って結構長いよね。そして最後には自分でも
  ちょろってひっかけていく。
ポポ:私が来たってサインね。
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<こんな写真をポポは怒るかな?>
パパ:お父さん、小学6年のとき、あの火の見やぐらに上ったんだよ。
ポポ:えっ、上ったの?危ない。
パパ:そう、いまは子供が登れないように足場を看板でふさいじゃってるけど、
  昔は登れたんだよ。いつか上ってみたいって思ってたんだ。それで、夕方、
  暗くなるのを待って決行したんだ。
ポポ:ひとりで?
パパ:そう。誰にも知られたくなかったんだ。途中で怖くなって、もうだめだと思ったら
  あきらめることにしてた。意気地なしだからね。
ポポ:落ちたら死んじゃうでしょ?
パパ:そう、でもその時は死ぬなんて思っていなかった。やぐらは3階の鉄筋構造
  でできていて、1階から2階への梯子の間に手すりがない。これが一番怖かった。
  あとはしっかりつかまっていれば落ちないからね。3つ目の梯子を上りきると、
  つり鐘のある最上階にたどり着く。やったーって、いい気分だった。
  小さな町だけど、夜景がきれいだったのを覚えている。自信がついたのか、
  降りるときはあまりこわくなかった。手すりがないところも慎重に渡れた。
ポポ:いけない子供だね。
パパ:ほんと。ところがほぼこの同時期にぼくは2度も、死にかけている。
ポポ:2度も?どういうこと?
パパ: 一度は夏休み中。川を泳いで渡ろうとしている最中に左足が痙攣した。
  水泳は得意だったんだけど、さすがに痙攣じゃ泳げない。
ポポ:誰かに助けられたの?
パパ:誰も気づかなかった。流されながら、必死で足の親指をつかんで、ギュッと、
  力いっぱいひっぱって。それでまた足が動かせるようになったんだ。
ポポ:すごい。
パパ:だいぶ流されたけど岸までたどり着いて、なるべく平静を装って戻った。
  当時は川がプールみたいなもんで、人がたくさんいたけど、だれにも気づかれ
  なかった。これが死にかけた僕のベストワン。
ポポ:なんか自慢してない? じゃ、もう一回は?
パパ:うん、あと一回はオートバイとの接触事故。5年生だった。これは作文に書いた。
  横断歩道でよく確かめずにわたり始めて、気がついたら倒れていた。
  腕をちょっとすりむいて血が出ていたけれど、自分の不注意が原因だったから、
  はずかしくて、オートバイのおじさんに「大丈夫か」って聞かれても、
  「大丈夫」って答えて、すぐ現場を離れた。家の近くだったんだ。
ポポ:分かる。家に帰りたかったのね。
パパ:家に帰って、母の顔を見たら、安心して急に体が痛くなってね。高熱が出て、
  3日くらい寝ていた。
  後で分かったけど、前歯が4本削れていた。
ポポ:ひゃあ、痛そう!
パパ:そりゃ痛かった。というわけで、火の見櫓の一件をあわせると、計3回、危ない、
  いやひょとしたら、死んでたかもしれないことが連続してた。よく死なずにすんだよ。
ポポ:運がよかったんだよ。
パパ:そうだね。感謝しなきゃね。
ポポ:そう感謝しなきゃ。それにしてもバカな子ね。
パパ:まったく。今考えると、恐ろしくばかな子供だった。
<やれやれ。ベストワンっておかしくないですかね。ワーストワンに訂正します>
タグ:散歩道
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